週刊模型戦車道8週目。風に流されてきたよ。

連続10週更新が現実のものになりそうです。次の奴もほぼ出来ていますしね。9週は確定している感じ。


相変わらず画像が汚いのはKindle撮影だから……。
さて、今回はちょっと変わり種。
劇場版で大活躍したムーミン戦車です。ただ、これ、ネットで品切れが話題になっているタミヤ製の1/35ではありません。
ボークスで売っていた、ウクライナのメーカー製の1/72です。
タミヤのが手に入らないから、もう、見かけたまま、むらむらっと買っちゃいました。


ちっちゃい。
隣に並べた1/35カチューシャと比較して分かるように、手のひらサイズの半分。前回作ったカルロベローチェよりもちっちゃいです。
ただ、まあ、同スケールにしたら、カルロベローチェの倍の大きさになるということだけど。


形状がけっこう違っていて大変でした。マニュアル通りにすると余計な部品が付いちゃうので、アニメ絵を参考にしようにも……まだ劇場公開中の作品だけあって、資料が豊富とは言いがたい。模型雑誌の作例と、映画のパンフレットに付いているちっちゃい絵を見ながら作りました。
胴体横の装甲の形が違うのでちょっと加工が必要だったこと以外は、何とかなりました。エッチングパーツが加工中に折れるというトラブルはあったけど……。
砲塔先端がエッチングパーツなんだけど、小さいものを上手く丸めることが出来る苦労しました。爪楊枝に巻き付けるようにして曲げたら何とかなりました。
自分にとってエッチングパーツは鬼門です。


あと、タミヤが作りやすいと言うことをいやというほど実感しました。
何か部品自体が柔らかいというかぱさぱさしているというか、ランナーから切り取るさいに、ひびわれが3mmくらい伸びるというか、断面に穴が開いていてそこから砕けていくというか、妙にパーツが破損しやすい。
あと、曲がっていて上手く組み合わせられない。接着位置の目安になるような突起はないし、説明書は見にくくて、どういう順序で何処にくっつければ良いのか分かりにくい。


戦車模型って基本的に
ほぼ1色だし、多少破損しても「そういう状態を作った」ことにできるし、できあがりが汚くなったとしても、実物だって汚いんだしと言い訳ができるもんなんだけど、
過去に作った戦車模型はそういう言い訳のおかげでなんとか見られるものになっていたけど、
今回のBT-42はさすがに、そうはいかんかったかも。小さい分、ごまかしが聞かない。
1mmの隙間が、実スケールだと72mmになって腕が入りそうですよね。リアル戦車で装甲にそんなすきまあったら変ですし。
塗装のミスもデカいミスになってしまうし。


ライトブルーで塗装したので、ちょっと前に作ったクルセイダーと同じ色です。
ただ、灰色で迷彩を入れたので、こっちの方が濃いし、近くにおいてもあまり似た印象は無いかも。


履帯を作らなかったのは劇中のワンシーンを再現しようとしたのです……という言い訳で、単に作るのが面倒だったからと。
や、履帯ありとなしを作るのなら、いつか手に入れるタミヤのやつを履帯ありにして、こっちを履帯なしにしようかなあと。



とりあえず海外製の小さい奴を連続して作っていろいろともやもやしているので、次は簡単に作れそうなタミヤ製のやつを作るぞ!
胴体と車体がでっかい1つのパーツで、その2つを組み合わせるだけで外観の7割が完成しそうな作りやすい奴を作るぞ!