午後九時、ベランダ越しの女神先輩は僕だけのもの (電撃文庫)
エッッッッッ!
全年齢向けの健全なラブコメなのに、まるで全編セッ*ス……。
いや、セッ*ス後のピロートークみたいな甘さがあった。
タイトルにあるように、主人公とヒロインがベランダ越しにイチャイチャするお話。
家が隣同士で距離が近いというおいしいシチュエーションで、ふたりは恋人同士じゃないんだけど、もう付きあっているかのような仲良しイベントを毎日繰り返す。
チョコレートを食べさせるシーンなんて、もう指*ェラでは……。
健全ラブコメなのに「なんか、次のページではもう主人公が魅了されきって暴走して、セッ*スしていても不思議はない」くらい、先輩ヒロインが魅力的だった。
ちょっとサディスティック気のある先輩ヒロインが主人公をからかってくるのが実に心地よい。
終盤でふたりの関係に危機が訪れるし、その時の主人公の行動は共感出来るし、読後感が良い。
従姉妹ヒロインは臭い(臭いとは言っていない)し、クラスメイトヒロインはヤベえやつ。
最強の正ヒロインがいるからこそ、こんなサブヒロイン達を用意できたんだろうなあ。
このキャラクター造形のテクニック、学びたい。